去年、学校でソバ作りをしました

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ソバ作りその3 「手打ちソバを作る」


 PTA会長さんが石臼(いしうす)を学校に持って
 きて下さいました。
 おばあさんが、さっそく実演(じつえん)して下さ
 いました。
 見よう見まねで、子どもたちも石臼ひきです。
 くろいソバの実が、みごと、白っぽい粉(こな)に
 なって出てきます。

 昔の子どもは、よく、この仕事を手伝ったもので
 した。



いよいよ、まちにまった手打ちソバ作り。
食べ物が口にはいるまで、どれくらいの仕事が
あったことか。
昔の人は、
「お米がご飯(はん)になるまで88回も人の手
  にかかったのだから、一粒(ひとつぶ)の米と
  いえども、けっしてムダにしてはいけない。」
と教えたものでした。

 何でも好きな食べ物が好きなだけ手に入るよう な現在だからこそ、種から育てて口にできるま でを実際に体験してみることはとても大切なこ とだと思えてなりません。

  さて、このおばあさん、隣の山形県小国町の金
  目(かなめ)というところのソバ作り名人です。
  もう、80歳を超えていますが、秘伝(ひでん)
  の手打ちソバの技(わざ)を見せてくれました。

  そのソバのおいしいこと。
  今年の秋は、このおばあさんを学校にお迎えし
  て、ソバ打ちを習う予定にしています。
  もちろん、今年のソバ作りはきょ年以上(いじ
  ょう)の収穫(しゅうかく)をねらっています。
  PTAにソバクラブもできたくらいですから。


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